●中田がボルトンへ
この記事にあるとおり、最初に海外移籍したペルージャの33試合が年間の最高の出場試合数となっている。
昔の日本のサッカーを思えば、よくやってるなあというのが正直なところだ。
しかし、彼は日本人としてはいまだに最高のプレイヤーである。
ということは、日本の若い選手は育っていないことになる。
ことに、小野、高原、小笠原、本山らを輩出した(ワールドユースで準優勝)、黄金世代以降は、騒がれる選手はいても、順調に育ってるといえる選手は皆無に等しい。
変なことを言うようだが、それだけ日本人の人間力が、フランスワールドカップ前後から、
衰退の一途をたどっているような気がしてならないのである。
カズ、ゴン、中山、井原らは、Jリーグが存在しない頃からの戦士だ。
彼らが全日本を去ってから、日本のサッカーから、
生活臭さ、大げさにいうと、人生が消えてしまったのだ。
中田や小野のようなナショナルトレセン上がりの恵まれた世代には、
不恰好で我武者羅で、ブラジル的なテクニックに飢えていた、
ハングリーなサッカー魂がなくなったのだ。
率直に言って、トータル的な能力では、カズやゴンは、中田や小野とは、もう比較にならないくらい劣ってしまったのは認める。
しかし、我々サッカー狂が求めるのは、鳥肌が立つくらいの感動だ。
オランダ留学を終えて、日本に帰り、ドーハの悲劇から立ち直りをかけるファルカン日本のFWとしてピッチに立った、あの小倉のような輝きが欲しい。
俺は小倉のプレーを見て泣いた。彼の向こう側に、日本サッカーの明日を見た。
俺は中学生の頃から、全日本の試合はほとんど全試合見てきていた。
もちろん、田舎に住んでいた俺はテレビ観戦だが…。
というか、年間でそんなになかったんだよねえ、全日本の試合って。
だから、NHKで100パーセント放送していたと思う。
今の全日本のサッカーには何かが欠けている。
それは希望だろうか。
無垢で、無邪気で、溌剌とした、サッカー馬鹿的なオーラが欲しいのだ。
中田を俺は嫌っているわけではない。ああいう性格は変えようがないだろう。
しかし、サッカーの基本は、見る者に夢や力を与えることになる。
そうでなきゃあ、糞忙しいのに、ハーフタイムを入れて100分も付きあっとれん。
中田よ、燃えろ。
今のあんたのプレーでは、華々しい成果は期待できない。
ひたむきにやることだ。
転んでも転んでも、ボールにくらいつくべきだ。
それが、残り少ない彼の現役生活に、真の意味を与えるのだと思う。
感動を頼むぜ、中田。
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